こんにちは。
朝夕ずいぶん涼しくなり、やっと秋の気配を感じられるようになりましたね。
インフルエンザの流行も始まっているようで、長い夏に疲れた体が驚かないよう体調管理に気を付けたいですね!

Lagomでは扉や引き出しの取っ手、床見切り、タオル掛け、ペーパーホルダーなどに真鍮製の金物を使用しています。
インテリアを考えるうえで、取っ手や蛇口、スイッチ、コンセントのような細かい部分にこそ高品質でデザインのよいものを選ぶことはとても大切で、こういった高品質なものが醸し出す心地よい雰囲気が潜在意識のレベルにまで作用するのです!特に手で触れたときは格別でお家全体の雰囲気をグッとよくしてくれます。
今回は、Lagomの大事な素材のひとつである真鍮についてお話したいと思います!
真鍮とは、銅と亜鉛を混ぜあわせた合金で、別名「黄銅」や「ブラス」とも呼ばれます。身近なものでは5円玉や金管楽器、仏具の素材として使われています。



デザインの特徴
真鍮は亜鉛を含んでいるため、やや赤みがかった黄金色をしていて、ステンレスやアルミと比べ温かみのある空間を演出できます。
また、経年変化(エイジング)による味わいが特徴で、時間がたつと表面が酸化して緑青(ろくしょう)という青みを帯びた明るくも鈍い緑色に変化していきます。
この変化が独特の深みと風合いを生み出します。
真鍮の歴史
紀元前3500年ごろ古代メソポタミアやエジプトで、銅と亜鉛の合金が偶然発見されたのが始まりと考えられていて、紀元前10世紀ごろからはローマ帝国で、紙幣や武具に用いられていたと言われています。
日本では、平安時代の12世紀ごろに、金の代用品として使われ始めたという記録があり、江戸時代中期の18世紀ごろから本格的に使われるようになったと考えられています。
抗菌作用
天然の抗菌作用があり、雑菌の繁殖を抑えることができるため、ドアノブや水回り部品など衛生面が重要な場所にも適しています。
お手入れ方法
前述したとおり、真鍮は経年変化を楽しめる素材ですが、一方で温かみのある黄金色は好みだけど、錆(緑青)や黒ずみが気になる方も多いと思います。
私もどちらかというと後者で、はじめのピカピカの状態を保ちたい派です!
なので、ピカピカを保つためのお手入れ方法を紹介しますね。
普段のお手入れは、乾いた柔らかい布でふき取ってください。
- 汚れや変色を落とす方法 -
1、重曹ペースト
重曹と水を1:2の割合で混ぜてペーストを作り、ウェ スや綿棒につけて優しく磨きます。
※ウェスとは、工場や自動車整備の現場などで機械の油汚れやホコリなど をふき取るために使用される、古着や古繊維を裁断して作られた使い捨ての布のことで、古着のTシャツや肌着、タオル、ワイシャツなどがおすすめです。

2、酢と塩のペースト
ご自宅にある身近な材料の酢と塩を混ぜてペーストを作り、重曹と同じ手順で磨いても効果的です。


before

after
3、真鍮用クリーナー(ピカール)
ホームセンターなどで販売している家庭用の金属研磨剤を布につけて軽く磨くのが最もお手軽なお手入れ方法です。

Lagomは、今回ご紹介した真鍮のような素材にこだわった住宅です。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
kashiwagi